英語音声は音のストリーム

英語音声は音のストリーム

音声には音素(発音記号)は並んでいません。

しかし、実際には音声には正しい音素が並んでいるのではなく、連続的に変化する音なのです。その音の変化の特徴がLaurelに近い人が記憶にあります。Laurelと聞こえます。そして聞いた人がYannyの特徴に近い人が記憶にあるYannyと聞こえるのです。

リスニングとは聞いた音の特徴と、自分の記憶にあります。音の照合です。実際の音を聞いているのではなく、記憶を想起しているのです。

上記の動画を見れば発音やリスニングで音素(発音記号)は重要でないことが分かります。 

もちろん英語脳を持った人がネイティブの発音をLaurelと聞いたり、Yannyと聞いたりするのですから、英語を理解するには英語脳はまったく関係ない事も分かります。

英語話者が次の日本語を聞くと、

「掘った芋を穿るな。」

英語話者には次のように聞こえると言います。 

What time is it now?

この場合も音素ベースで10%も合致しませんが、2つの音声は全体的な音の特徴が似ているのです。日本語でも英語でも、言語音に音素(発音記号)が並んでいます。ならこのような事は起きません。正しい音が並んでいればその正しい音が聞こえるはずです。

音素ベースで比較するとほとんど違います。しかし、では何が同じかと言えば音の全体的な特徴が非常に似ているのです。音素よりは全体的な音の特徴が大事になります。

 

音のストリームの方が聞き易い

次の2つの音声は「あいうえお」と言う音声です。 

1.音素だけ(あいうえお) 

「あいうえお」という音声から繋ぎの部分を削除して音素の部分だけを切り取り、音を並べてあります。

しかし、大変聞き取りに難くなります。連続的に変化する部分がないからです。

人間が音を感知する時は安定しています。音素の部分より、次の音に変化する変局点の方を注意して聞いています。母音でも変化する部分をカットして「あいうえお」の音素だけを並べると聞き取りにくくなります。Laurelの音声も連続的に変化しています。から、Yannyに聞こえてしまいます。

2.連続音(音のストリーム)

通常は「あいうえお」というと自然につながります。すると連続的に変化する音のストリームなので、自然であり、聞き取り易いのです。

このように考えると英語の発音で音声学のように母音と子音に分けて学ぶのは正しい学び方ではありません。もちろん母音や音素を並べる発音練習は正しくありません。音が連続的に変化する音のストリームですから、音を連続的に変化させる発音でなければ自然な発音になりません。